学習院大学トポロジーセミナー (Topology Seminar, Gakushuin University)
過去のセミナー記録
2012年度のセミナー
(※※世話人:中村伊南沙)
日時:2013年1月25日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:松本幸夫(学習院大学)
タイトル:軸性ファイバー空間とフェルマー曲面
アブストラクト:
$3$次元複素射影空間の中の非特異複素超曲面はよく知られた対象で、トポロジーの立場からも非常に標準的な$4$次元多様体の例になっていますが、そのトポロジカルな構造が良く分かっているとは言い難いものです。
これを研究するのには昔からレフシェツ・ファイバー空間がありますが、その欠点は超曲面をブロー・アップしてしまうことです。
ある特別な複素超曲面について、ブローアップせずにファイバー空間の構造が入ることが分かりました(「軸性ファイバー空間」と名付けました)。
その構成法をお話しして、後半でフェルマー曲面への応用についても触れたいと思います。
(増田一男氏との共同研究です。)
日時:2012年12月14日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:矢口義朗(群馬工業高等専門学校)
タイトル:穴あき円板内の単純曲線のリストと2次元ブレイド不変量への応用
アブストラクト:
穴あき円板内について2つの穴を結ぶ単純(自己交差をもた
ない)曲線(の自然な同値類)をコードとよぶ。コードの分類は,2次元ブレイド の分類に応用できることが知られている。
さて,コードはある自然な方法により自由群の元を用いて表すことができる。 鎌田聖一氏と松本幸夫氏によって,任意に与えられた自由群の元がコードを
表すかどうかを判定するアルゴリズムが開発された。本講演では,コードを表 す自由群の元(の候補)をリストする方法について考察し,穴の数が4個以下
の時に得られた結果を紹介する。 また,余裕があれば,コードについてこれまでに得られた結果を用いた(単純)
2次元ブレイドの不変量も紹介したい。
日時:2012年11月30日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:河村建吾(東京学芸大学)
タイトル:3重点を含むRoseman
movesの独立性について
(大城佳奈子氏(日本女子大学)、田中心氏(東京学芸大学)との共同研究)
日時:2012年10月26日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:中村伊南沙(学習院大学・学振PD)
タイトル:曲面図式上のチャートで表される曲面結び目の構成
日時:2012年7月13日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:松本幸夫(学習院大学)
タイトル:Orbifolds
と Groupoids
日時:2012年6月29日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:井上歩(東京工業大学)
タイトル:Quandle と
link-homotopy
日時:2012年6月1日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:田中心(東京学芸大学)
タイトル:Interpretation
of rack coloring knot invariants in terms of
quandles
日時:2012年5月11日(金)13:30-15:30
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:大城佳奈子(日本女子大学)
タイトル:On linear
n-colorings for knots (joint work with C. Hayashi and M.
Hayashi)
日時:2012年4月20日(金)13:00-15:00
場所:学習院大学南4号館203号室
講演者:中村伊南沙(学習院大学・学振PD)
タイトル:Unknotting
numbers and triple point cancelling numbers of torus-covering
knots
今後のセミナー予定